Dynamic DNS の設定方法について
フレッツ ISDN/ADSL、ケーブルテレビなどIPアドレスが動的に変化してしまう
常時接続環境の場合でも、Dynamic DNS を使うことによって独自ドメイン名での自宅サーバを
運用することができます。
GnuDIPは perl を使った
ダイナミックDNSの更新プログラムです。
Unix をご利用の場合で、perl がインストールされていない場合は
パッケージなどを利用してインストールしてください。
Windows をご利用の場合は、Active Perl 付属のパッケージが
提供されているので別途 Perl をインストールする必要はありません。
1.はじめに、GnuDIP の更新用クライアントをダウンロードして
ファイルを解凍してください。
Unix の場合は
http://gnudip2.sourceforge.net/preview/gdipc/
より、gnudip-x.x.x-gdipc.tar.gz をダウンロードし、シェルから
> tar zxf gnudip-x.x.x-gdipc.tar.gz
のように実行して解凍してください。
Windows の場合は
http://gnudip2.sourceforge.net/preview/Win_gdipc/
より、gnudip-x.x.x-gdipc-sa.exe をダウンロードし、
ファイルをダブルクリックして解凍してください。
2.設定
Unix の場合はシェル、Windows の場合はコマンドプロンプトを
実行して、gdipc.pl(gdipc.bat) のあるディレクトリに移動してください。
(Unix の場合は gdipc/bin に gdipc.pl があります)
設定は以下のように行ってください。
> ./gdipc.pl -c -f gdipc.conf (Unixの場合)
> gdipc.bat -c -f gdipc.conf (Windowsの場合)
Using Update Configuration Mode
Configuration file name: gdipc.conf
Username: REG-XX-XXXX-XXXX(あなたの登録者ID)
Domain: xxx.xxx.jp(更新するホスト名)
Connect by direct TCP (d) or web server (w) [d]: w
GnuDIP Server - host[:port]: my-domain.jp
Server URL [/gnudip/cgi-bin/gdipupdt.cgi]: /gnudip/
Password: XXXXXX(パスワード)
Cache File []: gdipc.cache
Minimum Seconds Between Updates [0]:
Maximum Seconds Between Updates [2073600]:
設定は以上で完了し、設定内容が gdipc.conf に書き込まれます。
3.実行
GnuDIP を用いて更新を行うには以下のように実行してください。
> ./gdipc.pl -f gdipc.conf (Unix の場合)
> gdipc.bat -f gdipc.conf (Windows の場合)
実行すると、設定したホスト名に対して現在の PC の IP アドレスが
設定されます。
ルータなどを介してインターネットにつながっていて、
現在の PC の IP アドレスがプライベートアドレスの場合は
Gateway モードで実行します。
> ./gdipc.pl -f gdipc.conf -g 10000:10000
更新が問題なく行える場合は、デーモンモードで実行すると
定期的に IP アドレスの更新が行われます。
> ./gdipc.pl -f gdipc.conf -d 300 -l gdipc.log
上記の例では 300 秒おきに DNS の更新が行われます。